最低限必要な防災グッズはどれ?絞り込んでみた結果はコレ

今回の記事では、持ち出し用について、最低限必要なもの・必要と考えられるものをまとめてみました。

管理人的視点で検討しました。例えば必須とは思われないけど我が家的にセットで入ってしまっているというような場合(救急セット)や、個人的にコレは外せないというもの(耳栓)も入れてあります。

逆に状況によっては必須であると考えられるヘルメットは、管理人の現在の状況下では不要と判断して必須項目にはしていません。

笛・ホイッスルも持ち出し用に必須にしていませんが、100均のホイッスル付LEDライトが、普段使用しているかばんに付いています。

防災グッズの最低限必要なものリスト<持ち出し>

防災グッズの準備には3段階あります。

①携帯
②持ち出し
③備蓄

管理人的に、最低限必要なもの・必要と考えられるものを検討してみました。

今回は、多少の備蓄も兼ねつつの<持ち出し用>について、日頃から防災用リュックに入れておくものについてです。

黄色のセルが防災用リュックに入れておくものです。:最低限必要なもの<厳選>でも常にリュックに入れておくことが難しいもの、例えばスマートフォン等もあるので、リストも印刷しておいて、避難時に追加すべきものをチェックできるようにしてあります。

:最低限必要なもの<厳選>
:基本的に必要なもの<基本>
△:あれば尚よいもの<充実>
持出/備蓄欄が黄色のセル:防災用リュックに入れておくもの
品名欄が黄色のセル:避難時に追加するもの

カテゴリー 品名 持出
貴重品 現金・身分証・通帳等
飲料水・保存水
  ウォーターバック・ポリタンク
非常食
  おやつ(アメ・チョコレート等)
  野菜ジュース
  カセットコンロ・ボンベ  
  ラップフィルム
  紙皿・紙コップ・割りばし等
  アルミホイル  
  発熱剤
情報 スマートフォン
  スマホ用バッテリー
  充電ケーブル
  手回し充電ラジオライト
  予備の電池
  イヤホン
  延長コード
  筆記用具(メモとペン)
装備 ヘルメット
  笛・ホイッスル
  軍手(厚手の手袋)
  懐中電灯
  ランタン
  リュック
道具 万能ナイフ(ツールナイフ)類
  工具セット  
  ほうき・ちりとり  
  デッキブラシ  
  ロープ(10m)  
衛星 マスク
  ウェットティッシュ
  トイレットペーパー・ティッシュペーパー
  簡易トイレ
  目隠しポンチョ
  歯磨きシート・フロス(ハミガキセット)
  水なしシャンプー
救急 救急用品セット
  処方箋の控え(お薬手帳)
  持病の薬・胃腸薬・便秘薬等
防寒 携帯用カイロ
  アルミブランケット
  エアーマット
  寝袋
衣料品 上着・下着・靴下(替え用)
  雨具(レインコート)
その他 タオル
  バスタオル
  簡易枕
  耳栓・アイマスク
  スリッパ
  ジップロック
  ビニール袋
  洗濯パック
  圧縮袋
  ビニールシート類  
  ガムテープ(養生テープ)
  油性マジック
  ライター・マッチ
  ローソク  
  安全ピン
  ハンカチ(大判)・バンダナ・手ぬぐい
  本などの娯楽

貴重品

持ち出し用に、現金・身分証(コピー)・通帳(コピー)・連絡先(紙に書いたもの)・家族写真等を準備しておきましょう。

基本的に、お財布や身分証の本物は普段から身近にあると思いますが、それ以外の備えです。

災害時はキャッシュレス決済などはほとんど使えず、現金なら対応してもらえたとの話も耳にします。公衆電話も10円玉があればかけられます。クレジットカード、銀行が復旧するまでの資産として現金を準備しておいたほうが安心です。

現金:10円玉等の小銭や1000円札も含め準備(財布の中以外のものなので、各自の状況に応じて不安のない金額を準備 ※非常用なので普段は手をつけないこと)
身分証:運転免許証や保険証のコピー
通帳:コピー
連絡先:紙に書いたもの
家族写真

これらを防水の袋にいれて、持ち出し用リュックに入れておけば、いざという時にわざわざ準備をする必要はありません。

飲料水・保存水

常に防災用リュックの中には入れません。避難時に普段から利用している500ml×3本を入れる予定です。

ちなみに防災用リュックの置き場所はミネラルウォーターの近くです。

非常食・おやつ・野菜ジュース

持ち出しは必要最小限で1日分を準備します。

我が家の場合、リュックに入れてある保存食はほとんどありません。

日頃からお菓子箱があるので、避難時にはリュックに入れてある保存食+お菓子箱からおやつを追加する予定です。

非常食にご飯を選ぶと、必然的に箸の準備が必要になることを忘れずに。

ラップフィルム・紙皿・紙コップ・割りばし・アルミホイル等

最低限のものと考えると、必要かどうか悩むところですが、防災用リュックに入っている非常食がご飯などの場合、必然的に必要になります。

スマートフォン・バッテリー・充電ケーブル

スマホ関係のものは、避難時に持ち出し用として追加するものです。

今は情報収集もスマートフォンで行うことが非常に多いと思います。人によっては連絡先も全てスマホの中に・・・なんてこともあります。

スマートフォンの場合、重要なのはモバイルバッテリー。これは1つと言わず、いくつか準備しておいたほうがよいでしょう。

避難先が停電している可能性もあります。充電できる場合も、電源の奪い合いになるかもしれません。

充電ケーブルも必須です。

役所が充電場所を提供してくれる際にも、充電ケーブルは持参するようにとのことが多いです。

スマホがあるなら、常にモバイルバッテリーと充電ケーブルは携帯し、持ち出し用、備蓄用も含めて多めに考えておきましょう。

手回し充電ラジオライト

懐中電灯、ラジオ、スマホ・携帯電話充電機能もついた手回し充電ラジオライトが必要かどうかは、他のものの準備状況と、ラジオが必要かどうかという点から判断します。

ラジオ、スマホ・携帯電話充電機能がほしいようであれば、少なくとも家族に1台は準備しておきます。

必須ではないかもしれませんが、我が家には既にあるので防災用リュックに入っています。

予備の電池

予備の乾電池も持っておきましょう。できれば液漏れ防止のものがよいです。

サイズは事前にチェックしておいたほうがよいです。

LEDランタン→単2
懐中電灯→単3

<予備の乾電池のポイント>
自然放電するので、消費期限には注意しましょう

筆記用具(メモとペン)

筆記用具(メモとペン)は、持ち出し用グッズに入れておきます。

案外必要だったという声が多いのが、筆記用具です。

軍手(厚手の手袋)

管理人的には必須とまでは考えていないのですが、普段用の軍手の置き場所をリュックの取り出しやすいところにしたので、結果的に防災用リュックに入っていることになります。

また軍手は寒さ対策にも利用できます。

懐中電灯

できれば携帯用に小さな懐中電灯を持ちましょう。スマホのライト機能もありますが、スマホのバッテリーはできるだけ温存したいもの。

小さなものを携帯しておけば、停電時も、出歩くときは懐中電灯、持ち出し用はランタンで対応できます。

電池の種類を確認しておいた方がよいですね。

ランタン

ランタンは持ち出し用には必須グッズです。

停電時は、手に持たず置いておけるランタンが重宝します。

我が家はここ数年で何回か停電に合っているので、懐中電灯よりも明るくて便利なランタンが2個あって、1つはリビングの棚の見えるところに、もう1つはリュックに入れています。

停電になるとリュックから出動です。

LEDランタンなら電池の持ちもよいので、防災グッズに最適です。

リュック

避難時には両手をあけたほうがよいので、持ち出しにはリュックが便利です。

防災セットを購入すると必ず付いてきます。

背負う・持つ・転がすことができるリュックもあります。年齢や家族状況によっては、3WAYリュックは便利ですね。

マスク

マスクは必須です。避難先での生活では、インフルエンザなど感染症予防にマスクは絶対に必用です。

持ち出し用に必ず入れておきます。

寒い時期には防寒にも役立ちます。

女性の場合、化粧をしていないノーメイク時でもマスクがあれば安心ですね。

ウェットティッシュ

ウェットティッシュはノンアルコールのもので、体を拭けるように大きめのものがおすすめです。

顔を拭いたり、水が使えない時の手洗い用や体拭き用に使うこともできます。

1年に1回、防災の日等にリュックをチェックして、そのタイミングで取り換えるようにしています。

トイレットペーパー・ティッシュペーパー

持ち出し用にはトイレットペーパーを準備しておきます。そのままだとかさばるので、中の芯を抜いておきます。

(ただし、リュックのスペースとして余裕があるのであれば、芯を抜かずにそのまま入れることをおすすめします。本当に使うことになった場合に、芯があるほうが使いやすかったりします。)

ビニール袋に入れておけば濡れにくくなるので、さらに安心です。

簡易トイレ

避難所に行ってもトイレが好きな時に使えるとは限りません。仮設トイレが設置されるまでの間は大変です。

特に女性の場合は長蛇の列になりがち。高齢者の方も大変です。

普段と違う生活になると身体に負担がかかり、まずは便通が不規則になります。

簡易トイレを持っていれば、それだけでも安心材料です。

歯磨きシート・フロス(ハミガキセット)

歯ブラシ&歯磨き粉のハミガキセットよりも、歯磨きシート&フロスです。水を使わなくて済みます。

歯磨きシート&フロスの後にどうしても気持ち悪ければ、水を飲みます。水を飲むなら無駄ではありません。

避難先でも自宅避難でも、どの程度の水が利用できるかわかりません。水を無駄にしないような準備を心がけています。

我が家の場合、リュックが救急セット・常備薬を1つに入れたポーチを置く場所になっているので、旅行用のハミガキセットもリュックが定位置になっていて、一応準備している状態になっています。

救急用品セット

救急セットは必須とは考えていないのですが、我が家の場合は常備薬とセットになっているので、持ち出し用リュックに入っています。

処方箋の控え(お薬手帳)・持病の薬・胃腸薬・便秘薬等

普段から薬を服用している人は、処方箋の控えを持ち出し用リュックに入れておきましょう。

準備する薬は人によって違います。

持病がある人で普段から服用している人は、日頃から携帯するようにしておきます。

それ以外の薬については、胃腸薬、便秘薬・整腸剤、頭痛薬、風邪薬、解熱剤、湿布薬、軟膏薬、目薬などを入れておきましょう。

我が家の場合、救急セットと常備薬を1つのポーチに入れて、旅行用と兼用で準備しています。

アルミブランケット

毛布だとかさばるので、薄くて軽くて暖かいアルミブランケットは必須です。1人1枚です。

避難先で毛布が配られるかどうか、数が足りるかどうかはわかりません。

エアーマット&アルミブランケットがあれば、寝袋はなくても何とかなるだろうという判断です。

持ち出しリュックに入れてもそれほど場所を取りません。

エアーマット

エアーマットは、昼は座布団の代わりに、夜は敷布団の代わりになります。特に寒い時期は、床から冷えます。避難先ではあったほうがよいアイテムです。

<エアーマットのポイント>
・破れにくいもの、膨らませやすいもの

あまり安いものを選んでしまうとすぐに破れて使い物にならなくなります。ある程度しっかりしたものを選びましょう。

寝袋を準備してもよいのですが、最低限のものと考えると、エアーマット&アルミブランケットがあれば何とかなるという判断です。

アルミブランケットと同じ素材でできた寝袋もありますが、それよりもエアーマットを準備したほうが身体に負担は少ないのではないかと考えています。

上着・下着・靴下(替え用)

本来必須ではないかもしれませんが、我が家の場合、1セットを圧縮袋に入れてリュックに入れています。

台風や大雨で避難する場合は濡れる可能性があるので、1回分の替えを準備しています。

旅行と兼用という意味もあって、旅行に行くときはそれを持って行って、帰ってきたらまた入れるようにしています。

雨具(レインコート)

台風や大雨で避難するときは、傘は邪魔になります。できるだけ両手は空けておきたいので、雨具は傘ではなくレインコートを準備します。

できればしっかりしたものがよいのですが、100均のものでもOKです。

タオル

タオルは薄めのかさばらないものを圧縮袋に入れて準備しておきます。1人最低でも1枚は持ち出し用リュックに入れておきます。入るなら2~3枚程度あったほうがよいでしょう。

台風や大雨の避難時は濡れた髪等を拭けます。暑ければ汗拭きに、寒ければマフラーの代わりにもなります。

耳栓・アイマスク

耳栓やアイマスクは避難先で、実は希望が多いアイテムです。

避難先では大勢の人がいます。自分も不安でどの程度寝られるかはわかりませんが、耳栓やアイマスクがあれば、周りの声や音を少しは軽減できます。

我が家では必須アイテムにしています。

ビニール袋orジップロック

ビニール袋かジップロックを大小合わせて何枚か準備しておきます。プライバシーを考えて透けないものを選んでおきます。

ビニール袋は大きいものがあれば敷物にもできます。小さいものはゴミを入れたり、使い道はいろいろあります。

台風や大雨の避難時は、ジップロックにスマホを入れていって便利だったという話も聞きます。

まとめ

防災グッズとして何が必要なのか、最低限のものについて検討してみました。

我が家の場合は、防災用リュックが普段の保管場所となったり、旅行用と兼用になったりもしています。

揃え方は各個人によって状況が違います。それぞれに合ったものを準備しておきましょう。

近頃は天候は経験だけでは判断できない状況です。備えあれば憂いなしですよ。

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